インタビュー
LPSの「美容効果」とは
臨床現場からLPS研究を牽引するドクターに聞く(前編)
心臓外科医として、西洋医学の最先端医学を専門としながら、日々の診療の中で西洋医学の限界、統合医療の必要性を感じ、人間を全体で診るという伝統医療や東洋医療的考えを取り入れ、統合医療を10年以上に亘り実践する森嶌淳友先生。
院長を務める表参道ウェルネス統合医療クリニックにおいても、ほとんどの患者様の治療にLPSを使用するという。
LPSに関する論文も多数発表され、臨床現場からLPS研究を牽引する森嶌先生に、前後編にわたってお話を伺いました。
前編は、美容領域における魅力、今後の期待、そしてLPSとの出会いについて伺います。
LPSは敏感肌・アトピー症状の方の日常ケアや 老化した肌のアンチエイジングにも効果的
Q. 森嶌先生は、皮膚の創傷治癒効果とLPSの関係性についてご研究されているかと思うのですが、LPSの皮膚の健康維持、特にアンチエイジング効果という点でも、LPSの効果は期待できますか。
A.そうですね、やはりその皮膚のターンオーバーを促進しますし、皮膚のバリア機能も高めますので、創傷治癒はもちろん、老化した肌に対するアンチエイジング効果もあると思います。
また、敏感肌でも使えますし、アトピーに関しては、例えば症状が悪化していて細菌などに感染している状態はあまり使わない方がいいと思いますが、ある程度症状が落ち着いた状態であれば、アトピー症状の方でも使いやすいですし、おすすめできると思います。
特に、アレルギー症状に関していえば、体内の腸の状態などもあるのでLPSを内服するのと同時に、皮膚にも症状が出ている場合は、直接皮膚にLPSを塗ることで、より効果を実感されやすいと思います。
皮膚の様々な悩みを根本改善できることが他の美容成分との大きな違い
Q.アンチエイジング効果が認められている美容成分は様々ありますが、それらの成分とLPSにはどのような違いがありますか?
A.LPSはただ単に皮膚がよくなりますよというのではなくて、肌の免疫も強くしますよということを謳えることが、他にはないことだと思います。
肌の様々な悩みに対して、対処療法的に改善させるということではなく、肌の免疫自体を健やかにしていくことで、様々な肌に関する悩みを根本から改善ができるというところが、LPSの素晴らしいところだと思います。
末期がんの患者様を通じてLPSに出会う
Q. 森嶌先生は、心臓外科という生死に関わることが多い西洋医学の最先端の分野を専門とされたのち、統合医療の方に進まれていると伺っていますが、その中でどういったきっかけでLPSと出会ったのでしょうか。
A.LPSに出会ったのは、2014年ぐらいです。その当時、がんの患者様をたくさん診ていた中に、お一人の末期がんの方がいました。その患者様は、自分でいろいろと試されていたんですが、ある時検査をしたら、免疫力が大きく上がっていたんです。
それで驚いて、何か特別なことをされましたかと聞いたら、実は1~2か月前から、LPSというものを飲んでいるとおっしゃって、そこで初めて、LPSの免疫力に対する効果を認識しました。
LPS=悪者という医学教育の常識。 目の前で起きていることが嘘じゃなかったからこそ、LPSの認識が変わった
Q. LPSの免疫力を上げる効果については、当時医療関係者の中でもあまり知られていなかったと思うのですが、初めてその効果を目の当たりにした際は、どのように感じられましたか。
A.どうしても医学教育の中で、LPS自体が悪者という側面しか教えられていないので、LPSで免疫が上がるという概念はありませんでした。ですから、その患者様が話していたことも、初めは半信半疑でした。
しかし、その方の免疫力が大きく改善されるのを目の当たりにし、ちゃんと話を聞いてみようかなと思い直しました。
そして、香川大学で研究していた稲川先生を紹介いただき、詳しく研究内容やエビデンスを確認し、LPSに対する認識が大きく変わりました。
そこから、無償でLPSを提供いただいてて、がんの方だけでなくてアレルギーの方も含めていろんな症状の患者様にLPSを使った治療を行い、沢山の臨床データが得られ現在の治療にも活かすことができています。